下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
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発売から10年以上が経過する中、未だ中古車市場で活発に取引されているアクセラセダン。
マツダ独自のスカイアクティブやボディデザインを取り入れた独特のホルムも人気の一つです。
そんなアクセラセダンの中古車選びのコツや、中古車市場での価格・ユーザー評価などをご紹介します。
目次
アクセラセダン、中古車の価格は?
引用:http://www.mazda.co.jp/
まずは、現在中古車市場で取引されているアクセラセダンの平均価格です。
年式やグレードによってばらつきはありますが、概ね下記のような価格で取引されいます。
※初代モデル 75万円~105万円
※現行モデル 140万円~200万円
中古車としては標準的な価格と言えます。
ただ、トヨタのプリウスなどの販売台数の多い車種と比較すると販売台数が少ない分、お目当てのグレードにはなかなか出会えない可能性もあります。
コアユーザーは手放さない?
もう一つ特徴的なのが、総販売台数に対しての市場での中古車取引台数の少なさです。
例えば2017年の新車の販売台数はアクセラが25800台、プリウスは161000台です。
この年式の中古車の市場台数を比較してみると・・・
2017年式 アクセラ 58台(0.2%)
2017年式 プリウス 1059台(0.6%)
(参考 グーネット)
高年式の中古車市場への流通は通常総販売台数に対して0.4~0.5%といわれていますので、アクセラセダンのユーザーは他車のユーザーと比較して車を手放しにくいと言えます。
もともと、コアなファンの多いマツダ車ですのでこの数字もうなずけます。
アクセラセダン中古車選びのポイントは?
引用:http://www.mazda.co.jp/
さてそんなアクセラセダンの中古車を購入する際にポイントとなる点についてもご紹介します。
細心の注意を払って作られる日本の自動車ですが、どうしても脆弱な部分や早く寿命を迎えてしまう部品などもあります。
リコール情報だけではわからない、中古車選びのポイントを紹介します。
「アクセラのウィークポイントを知る」
引用:http://www.mazda.co.jp/
中古車を選ぶ際に、その車のウィークポイントを押さえておくことは重要です。
購入前にしっかりと対策がされていることなどを確認することで、購入後の無駄な出費を抑えることができます。
それではアクセラセダンのウィークポイントはどこなのでしょうか?
実際にインターネットなどに寄せられている投稿や、リコール情報から探ってみます。
「水回り部品」
引用:http://www.mazda.co.jp/
この手の部品についてはインターネットでも多くの書き込みが寄せられています。
「新車で購入して200Kmほどでラジエターが故障した」
「冷却水がみるみる減っていく・・・」
など、切実な投稿も多く見られます。
マツダといえばロータリーエンジンで一世を風靡しましたが、そのころから冷却系の水回りの弱さは時折話題になっていました。
たかが水回りと思いがちですが、エンジンにとっては熱を逃がしてくれる大切な機構です。
しっかりとチェックして購入しなくてはいけません。
チェックの方法は2つ。
1つはラジエターのサブタンクの液量を確認、もう1つはちょっと手間がかかりますがディーラーに持ち込んでダイアグというPCを使った診断を受けます。
サブタンクの水の量は自然蒸発によっても変化するため、一概には言えませんがあまり極端に減っている様ならどこか水漏れを疑ってもいい箇所です。
PCによる診断では、その車が過去に異常に発熱したりオーバーヒートを起こした形跡を確認できます。
現在の車は多量なセンサーを備えており、そのセンサーが感知した情報は車に搭載のコンピューターに記録されています。
ダイアグ診断を実施することでその記録を読み取ることができます。
ディーラーでなくとも、デンソーのサービスステーションなどでも有料で受けることも可能です。
ATのトラブル
引用:http://www.mazda.co.jp/
こちらもよく聞かれるトラブルです。
事象としては最悪の場合TAが変速しなくなり、修理となればATごと交換が基本となります。
その際の費用は約20万円!
ここもしっかりチェックしておきたいポイントです。
確認項目は2点!
1つ目は実際に運転して、変速の際の衝撃を肌で感じること。
この点については難しく感じる方もいらっしゃると思いますが、実際にATに不具合のある車の場合大きな衝撃こそないものの、何とも言えない違和感のような感覚を感じてもらえると思います。
違和感があるようなら、その場で担当者へ質問を投げかけて下さい。
2つ目はATフルードの量を確認です。
エンジンオイルについては、各部からのにじみや補給時の補給量の不足などで、レベルゲージを下回っていることも珍しくありません。
しかしATフルードは基本的に常に密閉空間に存在しているため減ることはありません。
この油量が減っている場合は、どこかのパッキンやつなぎ目から漏れている可能性が大です。
その場合は修理するためにエンジンの脱着が必要な場合もありますので、注意が必要です。
ボディー強度
引用:http://www.mazda.co.jp/
これは特に年式の古い車に多い症状ですが、長年の走行などで車のボディーをつなげている溶接個所などに緩みが生じることがあります。
もちろん即座に車が分解してしまうようなことは起こりませんが、運転していてだんだんと左右に曲がってはしってしまったり、ひどい場合には雨漏りの原因にもなります。
ここでも確認項目は2点!
1つ目はちょっと手荒ですが、くるまを思いっきりゆすってみます。大人二人で左右にゆすります。
サスペンションの影響ももちろんありますが、この時に「ギシギシ」と大きな音がすれば黄色信号です。
ちなみにゆすった揺れが2~3回以内に収まらない場合には、ショックアブソーバーが機能していませんので、車検には問題なくとも乗り心地の点からは交換または修理のサインです。
2つ目は各ドアの隙間の確認です。
これは事故車か否かの確認にもなりますが、すべてのドアを閉めた状態で車体との隙間を確認します。
ボディーが弱っていて歪んでいる場合などにはその隙間に差が生まれています。
もちろん新車の段階でも多少(1㎜程度)の差はありますが、3㎜や4㎜近い差がある場合には、ボディ強度を疑います。
リコール対応履歴
車は機械の塊ですので、どうしても不具合が出る可能性はあります。
その中でも、運転に大きな支障をきたす不具合の場合メーカーは「リコール」として問題箇所の修復や交換を実施してくれます。
リコールについては、新車購入された状態であればほぼ確実に実施されていますが、複数回中古車として取引されている場合には、未実施である可能性も大いにあります。
その為、リコールがきちんと実施されているかの確認も大切です。
実施してあれば、該当箇所または判別できる形でマーキング(シール塗付)などが施されていますので、気になる箇所は必ず確認してください。
整備記録・点検簿
車には新車の段階では必ず「点検簿」が積載されています。
これは車検の際にも必要になる記録で、その車の修復歴や点検の記録が記載されています。
中古車の場合、この「点検簿」が紛失してしまっているケースも多いのも事実ですが、点検簿には非常に多くの情報が記載されている可能性が大きいためぜひ、その有無を確認してください。
先述のリーコールの記録なども記載されています。
また、熱心なオーナーほど修理やメンテナンスの記録をこの点検簿や整備記録台帳に事細かに記載・記録しています。
前のオーナーがどれだけしっかりと整備していたのかなどの記録としても参考になります。
アクセラセダン、中古車価格は参考までに!
引用:http://www.mazda.co.jp/
さて、たくさんのポイントを紹介しましたが中古車を購入する際にどうしても気になるのが「価格」です。
もちろん高額な中古車ほど程度がいいはずですが、世の中には事故車をきれいに直して高額で販売している業者も一定数存在します。
「高かったから安心」と思いこまず、まずは自身の目でいろいろとチェックすることが大切です。
中古車選びで失敗しないためにも、しっかりと見極めてお気に入りの1台を選んでください。